介護・福祉リフォーム事例
【大阪府 吹田市】介護保険住宅改修工事制度と福祉用具購入助成制度を利用してバリアフリーを実施
室内に段差の多い公団住宅での短時間工事で効果的に安全バリアフリーリフォーム
Before |
After |
リフォームのご要望
阪府吹田市の築40年を超える市営公団住宅にお住いのS様ご夫婦。高齢のご主人が骨折され、在宅での自立支援のために簡易なバリアフリーリフォームの必要性が生じたのをきっかけに、 弊社に相談を頂きました。 室内は段差もありご高齢の方には少々動きにくい造りとなっています。特に水回りのお風呂やトイレに大きな段差もあり、今回は特に事故の起きやすい浴室の段差を軽減するプランを軸にお話を進めさせて頂きました。
リフォームのポイント
S様とは介護認定を申請するところからお付き合いをさせて頂きました。ご主人が骨折をされ入院されていましたので、お医者様等の方々から意見をお伺いしつつプランニングさせて頂きました。 お家を一気にリフォームして問題を解消してしまう事も可能ですが、住み慣れたお家を維持しつつ、少しづづリフォームして行き、生活環境を激変させずにゆっくりと問題を解消して行く事も可能です。 お客様の生活状況、ご希望などをできるだけ尊重しながら、プロとしてアドバイス、ご提案することを心掛けております。 また、介護保険を利用した福祉用具貸与(レンタル)もご相談を受け付けておりますので、福祉、介護でお悩みの方はご相談ください。
REFORM DATA
物件 | 大阪府 吹田市 S邸 | 施工部位 | 介護保険住宅改修工事 |
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総工費 | 介護保険住宅改修工事11万円、福祉用具購入6万円…合計17万円(内、自己負担1万7千円) | 工期 | 半日 |
【リフォーム詳細】
今回はS様の出費をできるだけ抑えられるように、介護保険住宅改修制度と福祉用具購入助成制度のミックスでご提案させて頂きました。
まず、介護保険住宅改修工事の対象部分は
・浴室出入口前に手すり(出入口には大きな段差があり、またぐ際に姿勢が不安定になりますのでドアの木枠の出隅に取り付け、使いやすい位置に取付しました)
・浴室ドアをリフォーム(元々はアルミの開きドアで、開閉時に体を大きく移動する動作が必要になっていたので今回、浴室用のアルミ折れ戸に変更。折れ戸だとドア開閉時の体の移動は開きドアの半分になり、
また、最近のドアはツマミを外せば簡単に脱着できる仕様となっていますので、万一の浴室内事故の際にもドアを外して救出できる安心設計となっています。
工事もとても簡単で、開きドアを外し、その上から新しいドア枠と折れ戸を取り付けるスピード施工。解体工事の必要もなくお施主様やご近所の迷惑にもなりません。)
・玄関にも手すり(玄関にも大きな段差があり転倒事故が多く危険のある場所なので手すりを設置。特に靴の脱ぎ履きの際は体重を掛ける事が多いので、強度の高い手すり(TOTO インテリア・バー)を採用しました)
次に福祉用具購入については
・浴室出入口には大きな段差があります。介護保険住宅改修工事で手すり、出入口ドアの対策を行いましたが、あわせて、浴室内にすのこを設置することにより、浴室内部の段差をなくす事をご提案しました。樹脂製すのこなので非常に軽く、お手入れも簡単です。
また、浴室サイズに合わせたオーダー品ですのでお客様の浴室にピッタリきれいに収まります。